おにぎり ころりん すっぽんぽん

29歳で女を辞めて、33歳で社会人を辞めて、34歳でトランスジェンダーを辞めた私。私自身の想像をも盛大に超えて転がって行く私の人生。そんな中、大好きなパートナーを筆頭に、様々な他人を通して出会う私の闇たち。彼らに光を当てるように書いていけたらと思います。

聞こえる

わたしを

 

わたしのまま受け入れてくれるひと

 

男でも女でもなく

 

なおとして

 

受け入れてくれるひと

 

愛してくれるひと

 

 

 

ほんとにほんとに貴重だった

 

ありがたかった

 

救われた

 

たくさん

 

ほんとにたくさん救われた

 

 

どれだけありがとうを言っても

 

足りないくらい

 

そんな存在に

 

助けられてきた

 

守られてきた

 

救われてきた

 

その存在がなかったら

 

生きられなかったかもしれない

 

それくらいに

 

とてつもなく

 

大きな存在だった

 

それは

 

それだけは

 

間違いない

 

ありがとう

 

ありがとう

 

ありがとう すぎる

 

 

 

それでも

 

こんなわたしでも受け入れてもらえる

 

から

 

卒業したとしたら?

 

 

こんなわたしだから

 

愛されて当たり前

 

このわたしだから

 

すてきすぎる

 

愛されちゃって当たり前

 

そうだとしたら

 

 

 

 

生き方が変わる

 

見方が変わる

 

 

 

たぶん、そうだと思う

 

 

自由になる

 

自由になっちゃう

 

 

ただただ好きだ

 

一緒にいたい

 

触れ合っていたい

 

それだけで

 

選べるとしたら?

 

 

 

なににもしがみつかなくていい

 

なにも守らなくていい

 

そうだとしたら?

 

 

わたしはなにを選ぶだろう

 

なにをするだろう

 

なにをしないだろう

 

 

 

そんな風に想像する

 

誰しも

 

そうしていいはず

 

そうできるはず

 

 

 

そしたら

 

 

ただ 好き が 残る

 

ただ 一緒にいたい が残る

 

 

それでいいのか?

 

そんなんでいいのか?

 

 

それじゃダメなんじゃないか?

 

 

 

そんな声が聞こえる

 

聞こえる

 

聞こえる

 

 

勝手はダメだよ

 

好きなら 守らなきゃ

 

失うようなことしちゃダメだよ

 

思っちゃダメだよ

 

感じちゃダメだよ

 

 

他にいないんだから

 

そんな稀有な存在

 

二度といないのだから

 

 

そんな声が

 

聞こえる

 

聞こえる

 

聞こえる

 

 

その声の中では

 

自由には愛せない

 

愛さなきゃいけない

 

がどこからか滲んでくる

 

 

そう

 

ただ

 

わたしであれなくさせる

 

 

 

だって

 

だって

 

そうでしょ?

 

 

そうなるよ