おにぎり ころりん すっぽんぽん

29歳で女を辞めて、33歳で社会人を辞めて、34歳でトランスジェンダーを辞めた私。私自身の想像をも盛大に超えて転がって行く私の人生。そんな中、パートナーの茉優を筆頭に、様々な他人を通して出会う私の闇たち。彼らに光を当てるように書いていけたらと思います。

“なおといるから茉優は不幸せなんだ”説

 


眠れずに考えてた

 


終わりにした方がいいんじゃないかって

 


自然の流れに逆らって

 


無理にしがみついているんじゃないかって

 


そんな声が

 


拭えなかったんだ

 

 

 

 

 

 

なおの家族とのこと

 


まゆの家族とのこと

 


なおの居場所のこと

 


茉優の傷のこと

 

 

 

茉優のやりたいこと

 


なおのやりたいこと

 


2人でやりたいこと

 

 

 

 


あれこれでてくるけれど

 


一緒に生きる理由とは

 


言い切れなかった

 

 

 

これまで積み重ねた思い出や

 


共に乗り越えてきた

 


たくさんの困難も

 

 

 

手放し難い理由ではあるけれど

 


一緒にいる理由とは言い切れなかった

 

 

 

 


2人笑い合う未来を

 


想像することが難しかった

 

 

 

 


それでも逃げずに

 


中に中に潜ってみたよ

 


終わってしまう恐れと共に

 

 

 

茉優と生きない未来に

 


怯えながら

 

 

 

 

 

 

 


そんなとき

 


浮かんできたのは

 


嬉しそうになおにかけよる

 


茉優の姿だった

 

 

 

嬉しくて仕方ないように

 


キラキラ笑う茉優のすがた

 

 

 

 


そしたら

 


何かが崩れたように

 


涙があふれたよ

 

 

 

とめどなく

 


泣いて

 


泣いて

 


泣いて

 


泣いた

 

 

 

 


なおといることで茉優が悲しむこと

 


なおがすることで茉優が悲しむこと

 


なおができないことで茉優が悲しむこと

 

 

 

 


どうしようもないくらい

つらかったんだ

 

 

 

なおの存在が

茉優を不幸せにしている

 


なおの存在が

茉優の可能性を狭めている

 


なおといるから

茉優が生き生きできない

 


なおといるから

茉優の魂が死にかけている  

 

 

 

これまで

 

色んな人から

 

茉優本人から

 


たくさん感じてきた

 


それら全てが

 


深く深くなおを突き刺してた

 

 

 

 

 

 

だって

 


なおといるから

 


茉優はとびきり幸せだって

 


感じられることこそが

 


なおの喜びで

 

 

茉優と一緒にいる理由なんだから。

 

 

 

 

 

 

茉優が怒って

 


茉優が悲しんで

 


茉優が泣いて

 


茉優が傷付いて

 

 

 

 


なおがなおでいること で

 


そんな姿に触れること が

 


どうしても耐えられなかったんだ

 

 

 

 

 

 

 


そんななおの深い悲しみに触れた今

 


こんな言葉が出てきたよ

 

 

 

 


茉優、ごめんね

 


茉優の悲しみを受け取りきれなくて

 


茉優の苦しみを直視できなくて

 


茉優が嘆くことを赦せなくて

 


茉優なりの頑張りに目を向けないで

 


茉優を変えようとして

 

 

 

 


ごめんね

 


ごめんね

 


ゆるしてね